2018.03.31

ライフスタイルマップGeodemo最新版でみる世帯所得の分布


ライフスタイルマップGeodemo最新版でみる世帯所得の分布

消費活動の基礎資料としてGeodemo

地域の消費活動を理解するのに人気の高い指標として「世帯所得」があります。残念ながら日本の国勢調査では世帯当たりの所得金額は調査されていません。もし、日本全国の所得分布を知りたいのであれば、平成28年(2016)厚生労働省の「国民生活基礎調査」が便利です。図1は、「国民生活基礎調査」からみた所得の分布です。

図表1 H28年 所得金額階層別世帯数(厚生労働省)

所得階層で最も多いのが、200-300万円の13.7%です。給与所得者の場合は、給与金額がほぼ所得と考えていいのですが、自営業者の場合、売上から各種経費を差し引いた金額となりますので、たとえ1,000万円の売上があっても経費を差し引いた所得金額は300万円ということもあります。「所得」の感覚は給与所得者と自営業者の所得ではイメージが異なるので注意が必要です。

世帯当たりの平均所得金額は平成6年(1994)をピークに減少

図表2 1世帯当たりの平均所得金額(厚生労働省)

図2は、「児童のいる世帯」「全世帯」「高齢者世帯」の3つの世帯区分でみた平均所得金額の推移です。「児童のいる世帯」の所得金額のピークは平成8年(1996)の781.6万円でしたが、平成27年(2015)には707.8万円と10%近く減っているのには驚かされます。全世帯の平均では、平成6年(1994)の664.2万円とピークの時期が2年ほど早くなっていますが、平成27年(2015)には545.8万円とこの20年ではなんと18%近いダウンとなっています!

所得階層別の世帯数がわかるGeodemo

Geodemoでは、10グループごと74セグメントごとの所得分布を平成28年(2016)厚生労働省の「国民生活基礎調査」と平成29年12月に日経ピーアールと共同実施した26,000人の全国アンケート調査に基づいて推計しています(図表3)。

図表3 Geodemoコードと所得階層別世帯数の例

ライフスタイル分類と所得階層別世帯数のわかるGeodemoは、会員登録で閲覧できるGeodemo.jpでマップ上で確認することができます(注:所得階層別世帯数など統計情報の表示はありません)。Geodemoデータ、所得階層別世帯数データの購入はこちらからお問い合わせください。

この記事の執筆者
酒井 嘉昭

酒井 嘉昭

代表取締役

技術士(環境部門)測量士 日本大学文理学部地理学科卒業 都市計画、防災・環境計画の土木計測のエンジニアとしてキャリアをスタート。 英国のデータ分析会社GMAPの上級アナリストから日本ジーマップ代表取締役に。分社化に伴い現職。居住者クラスター分類ジオデモの開発者。主要な著作