2018.04.30

仙台中心地1km圏3600億円市場と恵比寿


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仙台中心地1km圏3600億円市場と恵比寿

中心地の「にぎわい」を比較するシンプルで便利な指標に商業統計の「年間小売販売額」があります。2014年に発表された商業統計が現在入手できる最新のものです。

全国3,600か所の大型商業施設の商圏データをとりまとめたSCクラスター3000は、1km、3km、5kmの居住者タイプと2040年までの人口推計、年間小売販売額がコンパクトにまとめられています。

東北で一番大きな小売中心地は仙台駅周辺です。駅ビルのエスパル仙台を中心に半径1km圏の年間小売販売額をみてみると、3,531億円(2014)です。盛岡駅中心部の半径1km圏の小売販売額は、817億円ですから仙台の中心地は、盛岡と比較して4倍以上の規模があります。「盛岡にないけど、仙台にはある」ものを買うことができます。

3,500億円の小売販売額規模は関東ですと、3,773億円の恵比寿ガーデンブレイス周辺が該当します。恵比寿駅のアトレと周辺地区を含みます。恵比寿ガーデンプレイス周辺には渋谷(6,000億円)、広尾、代官山など個性的な集積地があり、大型商業施設と古い商店街が混在しています。

人口が予想より増加している仙台と恵比寿

SCクラスター3000では、2010年の国勢調査と国立人口問題研究所の推計をもとに作成した2040年までの商圏人口の推計と2015年国勢調査の比較を掲載しています。

エスパル仙台周辺の商圏データ

エスパル仙台周辺1km圏の2015年現在の人口は、33,000人弱で推計26,000人と比較すると、予想を大きく上回る人口となっています。恵比寿ガーデンプレイス周辺1km圏の人口は予測では、52,600人でしたが、実際は60,000人弱とこちらも予測を大幅に超える人口となっています。このようなにぎやかな中心地の人口が、2010年の予測より多くなる傾向は日本各地の中心地で確認されています。

恵比寿ガーデンプレイス周辺の商圏データ

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この記事の執筆者
酒井 嘉昭

酒井 嘉昭

代表取締役

技術士(環境部門)測量士 日本大学文理学部地理学科卒業 都市計画、防災・環境計画の土木計測のエンジニアとしてキャリアをスタート。 英国のデータ分析会社GMAPの上級アナリストから日本ジーマップ代表取締役に。分社化に伴い現職。居住者クラスター分類ジオデモの開発者。主要な著作