新たな顧客やカード提携先の拡大のために、
地域ごとの顧客のライフスタイルの違いを把握したい。
株式会社エムアイカード様

エムアイカードは、これまで三越伊勢丹グループのカード発行を中心に事業を行ってきましたが、これからは自社グループ以外のカード提携先の拡大にも注力していきたいと考えています。

提携を両社にとって有意義なものとするためには、提携先企業のビジネスを活性化させるための戦略立案が求められます。

エムアイカード社内にももともとデータ分析の知識やツールはありましたが、地域性や土地柄という目に見えない現象をどのように表現するかに苦心していました。

そこで、この地域性や土地柄を客観的なデータとして扱うことができれば、データ分析からの戦略立案がより効果的に行えるのではないかと考えました。

地域性や土地柄の理解を単なる感性の問題としてだけではなく、ファクトとして捉えられるようにしたものがジオマーケティングが開発したGeodemoです。

Geodemoは日本全国約21万件の大字町丁目を居住者の特性によって、10グループ74セグメントに分類した居住者クラスターデータです。

エムアイカード社内でもともと利用されていたデータ分析の枠組みにGeodemoのデータレイヤーを組み込んでいただくことで、これまでは説明が難しかった地域の特徴を共通指標として利用いただくことが可能となりました。

提携先企業のビジネス支援のほか、新規顧客獲得に向けたターゲティングや個々のブランドに対する販促支援など幅広い領域でご活用いただいています。

Geodemoは、マーケットを理解するのにとても有効なデータです。

例えば、「とある地域の全体」と「その地域内のエムアイカードの顧客データ」の比較分析を実施することで、その地域におけるエムアイカードの顧客の特徴が浮き彫りになるだけでなく、既存の顧客獲得シナリオの残存ポテンシャルが見えてきます。そうすると、各地域ごとの顧客獲得戦略を詳細に立てることができるようになります。

Geodemoはこのような分析において、日本全国の共通の物差しとして利用することができるという点で非常に使いやすいと思います。 一般的な性別年齢層別人口、世帯年収階層別世帯数などの指標もそれぞれ重要ではあるのですが、それらを組み合わせて考察するためには豊富な知識と経験が必要となります。さらに、そこから得た分析結果を周囲と共有する際に共通のイメージを描いてもらうことには、さらなる困難がつきまといます。

Geodemoはそれぞれのグループについて分かりやすくプロファイリングされているので、そういった点でも実務として使いやすいと思います。

カードの利用データに様々な属性データや地理的データを組み合わせて分析することで、多様なテイストやライフスタイルが見えてきます。

データ分析のアイディアやノウハウが豊富なのはエムアイカードの強みだと考えていますが、その分析を実現するためにGeodemoはとても強力なデータであると感じています。