出店地点評価から機種選定まで幅広く活用できる
売上予測モデルをきめ細かなモデリングで実現
株式会社ジーアイビー様

#売上予測

株式会社ジーアイビーは、商業施設専門のコインランドリーであるブルースカイランドリーをFCで全国展開されています。

株式会社ジーアイビー

資産運用としてのコインランドリービジネスを確立するために
出店地点選定の確度をあげたい。

背景

ブルースカイランドリーは商業施設専門のコインランドリーとして展開しています。

これまでコインランドリーは不動産のオーナーが遊休地に出店することが多いビジネスでしたが、商業施設に出店するには賃料を払いながら投資を回収していく必要があるので、より精緻な収支の見通しが必要となります。
さらに、FCオーナーに出資いただくという点からも、出店地点選定の確度をあげたかったというのが背景です。

成長中の市場なので過去の感覚はあてになりませんし、業界内でもっともらしく言われている言説も抽象的すぎて役に立ちませんでした。
そこで、機械学習を使った売上予測に興味をもち、ジオマーケティングに依頼をしました。

クライアント一体となった丁寧なモデリングで
柔軟かつ精度の高い売上予測モデルを実現

提供ソリューション

売上予測モデルにはクライアントのビジネスに関する深い理解が不可欠です。
本プロジェクトにおいてもクライアントとの打ち合わせを重ねながら、商圏の基礎情報に加えて、気象情報や店舗スペックに関する情報などを幅広く収集し、コインランドリービジネスに即したきめ細かいモデリングを行いました。

さらに、機種別にモデルを構築することで、単なる売上予測評価だけではなく、店舗に配備する機種選定にまで活用できるモデルとしました。

作成した売上予測モデルを通じて、数万地点に及ぶ日本全国の出店候補地の網羅的な評価を実現し、FCオーナーへの説得力を高める営業用レポートをご提供しました。

出店地点の評価という当初の目的に加えて
提案力の強化やオペレーションの改善などの効果も得られた。

お客様の声

鈴木 衛様
株式会社ジーアイビー
代表取締役
(※役職名は取材当時のものです)

FCオーナーに損をさせないようにしたいという思いで売上予測モデルの構築をジオマーケティングに依頼しましたが満足のいく結果を得ることができました。

FCオーナーに対して、「機械学習で売上予測をしてリスクを回避している」と言えるのは非常に説得力があります。
さらに、単に出店地点を評価するだけでなく、立地やオーナーの投資額似合わせた施設規模や店舗設計を提案することができるという点も機械学習モデルの大きなアドバンテージで、これは営業力の強化に非常に役立っています。

共同でモデルを作り込んでいく中で、売上に影響する要因について新しい発見があったことも収穫でした。
数値で計測可能な部分をモデルに組み込んでいくのですが、突き詰めていくと数値化しにくいアナログなものがどのように売上に影響していくかが浮き彫りになります。
この結果を活用すれば、オペレーションの改善などにも取り組むことができます。

プロジェクトを依頼した時点(2019年6月)で70店舗前後だった店舗数は、2020年2月に100店舗を超えました。
この先もコインランドリービジネスの新しい可能性を探りながら、次の3〜5年で500店舗を達成したいと考えています。